アクセサリーデザイナー
千偉
(ちい)さん
中央区北1条西22丁目
ポポキ内


 現在、道新文化センターの講師などで多忙な日々を送られれいるアクセサリー作家の千偉(ちい)さん。この珍しいお名前は作家ネームと思っていたら、本名だという。
 「元々何かを表現することは好きでしたが、今のような仕事に就くとは思ってもみませんでした。それまで今とは無縁の仕事をしていましたから…たまたま好きで創っていたビーズアクセサリーが、いつのまにか『仕事』になっていたという感じです」と自然体で語る彼女。
 「この作品もいつもと同じように下絵を描かないでとりかかりました。頭の中に最終形みたいなものはまったく見えません。イメージを優先していくと作っているうちにどんどん変わっていくんです。勝手に手が動いているんですね。こうしたいと思ったら、どんな細かい作業も省きません。苦にもなりません。すべて出来上がってからはじめて、作品名を考えます」と。
 「妥協はしたくないですから」と、仕事の話になると優しい目が、途端に鋭い仕事の目に変わっている。
 カラーリストの資格もとり、常に上を目指している彼女自身がアクセサリー以上に輝いて見える。
 「作品には自分が出ます。ですから作品を見れば、その時の自分の心境がよくわかります」とも。
 アクセサリーとは何ですかと尋ねると、しばらく考えてから、
「その人を表現するものでしょうか」と控えめな言葉が返ってきた。
 今後はいりいりなものと組み合わせて、コラボレーションをしたいと夢を膨らませる彼女。
 「組み合わせ次第で、どんな風にも変わりますから」と、その目はもう次の何かを模索しているようにも見えた。

手仕事あれこれ